この記事では、
「自分では一生懸命説明しているつもりでも、相手が理解してくない、なんでだろう、何がいけないんだろう」
そんなふうに思っている社会人に向けた記事です。
外資系の中で20年以上揉まれた中で、私が考える説明の仕方を伝授させていただきます。
1.説明がうまい人は、説明のパターンを持っている
説明がうまい人は、独自の説明パターンを持っています。これは意識している人もいれば、そうじゃない人もいます。
でも、わかりやすく説明できる人は、わかりやすく説明するコツを持っています。例えば、簡単なパターンの例をお教えしましょう「過去、現在、未来」です。
2.説明のパターンを使った説明って?
例えば、東京について説明してください。
この「過去、現在、未来」パターンを使った説明は、たとえば、次のような形です。
「東京は、その昔、徳川幕府が江戸として作り、日本で一番栄えた都市となりました。今では、ニューヨーク、ロンドン、パリなどと並ぶ世界で有数の大都市です。そして、2020東京オリンピックが開かれるなど、今後益々発展していく、日本を代表する都市です」
3.パターンを使った説明の詳細
まず、過去の部分ですが、「東京は、その昔、徳川幕府が江戸として作り、日本で一番栄えた都市となりました。」
そして、現在の部分は、「今では、ニューヨーク、ロンドン、パリなどと並ぶ世界で有数の大都市です。」
最後に未来、「して、2020東京オリンピックが開かれるなど、今後益々発展していく、日本を代表する都市です」
4.パターンを練習する
このような感じで、なんでもいいです。「過去、現在、未来」ここにあてはめて、話す練習をします。
これはとっさに発言をもとめられた時にもかなり有効です。
たとえば、乾杯の挨拶をお願いします、と言われたとします。このパターンにあてはめます、こんな感じです。
「これまでみなさまのおかげでビジネスは順調に伸びてまいりました。そして、今当部の業績はトップクラスとなりました。来年以降は更なる飛躍を目指してみなさんと力を合わせて頑張っていきたいと思います。では、乾杯!」
どうでしょうか?
もう一つ別の例です、前の例は説明の仕方というより、話し方になっていたので、例えば、私がメガネを販売しているとして、新作のメガネを説明します。
「当社の新作メガネについて説明します。以前はデザインは良いが、重いという課題がありました。今回、このメガネは、特にその部分を改良しました。そうすることで、これまでこのメガネの特徴であったデザインの良さに加え、軽量化を実現、フィット感が増し、更にルックスも良くなりますし、疲れずらくなりますので、多くの人に愛用頂けると思います」
どうでしょうか?
色々と応用できることがおわかりいだけますでしょうか?
5.説明のパターンにより、話に自信がつく
説明のパターン、いつくか持っていると自信がつきます。
今回ここで紹介した「過去・現在・未来」とても簡単なパターンですが、これ一つもっているだけで、全然違います。この記事を読んだ人は、即試してみてください。
そして、それ以外にも、いろいろとパターンを考えてみてください。
そうした説明のパターンは様々な局面で使え、常にわかりやすい説明を行えるようになることで、皆さんに対する見方が変わってくると思います。これは社会人としてとても大切なお作法の一つだと思います。
是非、説明のパターンを練習し、それを身に着ける、チャレンジしてみてください。