この記事では、
「リモートワークって実際にやってみるとどんなことがおきるんだろう」
そんなふうに思っているリモートワークをスタートした方に向けた記事です。
実は、私は怪我もあって、昨年末からこの4月で、リモートワークをもうかれこれ半年ほどやっています。そしてコロナウィルスの件もあり、私だけじゃなく、会社全員がリモートワークになってしまいました。
そして、私は外資系企業に勤めていますので、外人の場合は、こんな感じなんだー、そしてそれが意外に良かったりするものもありました。
その中でわかってきたリモートワークで気がついたこと、おすすめなこと10選をご紹介します。
1.リモートワークは意外に疲れる
リモートワークをスタートしてから、夜ぐっすり寝ても疲れが取れない日が結構あります。運動不足が原因か、ずっと画面を見て作業しているので、それで余計疲れるのかなど、いろいろ考えていました。
私の結論は、考えて見ればわかることですが、以前に比べて、リモートワークをしてからのほうが、かなり濃密に仕事をしている、ということでした。
通勤時間も無く、朝起きてすぐに仕事、そして、立て続けにビデオ会議、メール、チャット、とにかく忙しい。お昼も1時間の休憩時間を取らずにカップヌードル、レトルトのパスタ、カレーなど15分程度で済ませて、すぐにまた仕事です。
人間そんなに集中力持たないですよね、でも、無理やり頑張って働いてます。これは疲れるわけです。通勤時にできていた切り替えもできない、自分の時間もあまりない、だから結構疲れます。
最初は気がつかないかもしれませんが、やっているとだんだん気がついていきます。
2.移動時間が無く、次のミーティングは結構辛い
私は営業管理職をしているので、営業と一緒にお客様訪問など良くしていました。たとえば、今日は、A社に行って、それからB社に行って、と1日に3-4件お客様を回ったり。
そうなんです、以前は、お客様訪問と次の訪問の間に移動、休憩時間があって、ちょっとは休めたり、頭の切替できたりしたんですが、リモートワークはそうはいきませんね。
だいたいミーティングは1時間じゃないですか。そうすると、たとえば、9時のミーティング、次は10時のミーティングとなると、オンラインミーティングとオンラインミーティングの間に休憩時間もなく、頭の切り替えもできない、これが何件も連続で続くと結構辛いです。
同僚がこれに気づいて、「結構辛いです」、と言っていたのですが、私も同様に感じました。ミーティングは5分前に終了するなど、工夫が必要ですね。
3.シャツのバリエーションが必要
リモートワークは、ビデオ会議が多く、相手から見えるのはせいぜい上半身。だからエリの付いたシャツなど、バリエーションがあった方がいいです。
ただ、さすがに家なので、ワイシャツは堅苦しいので着たくはありません。そうなると、ポロシャツとか、少しカジュアルなシャツなどが良いのですが、普段、私服ではTシャツなどが多く、カジュアルシャツ多く持っていなかったので、シャツを何枚かネットで買いました。
私がちょうどいいなぁと思うのは、あまりきっちりしすぎず、かといってだらしなくない、ボタンダウンのシャツがちょうどいいように感じます。
ただ、上はそれなりに見える様にしますが、下ははっきりいってなんでもいいです。私はなるべく、朝起きて着替えますが、気がついたらパジャマのままなんて日もありました。
4.朝起きてのルーチンが大切
リモートワークは、プライベートと仕事の切り替えが重要です。朝起きて、だらだらとなんとなく仕事をスタートしがちです。
そうすると、1日がけじめなく始まって、けじめなく終わるみたいな感じになり、それが続くとだんだんとダレてきます。
そうしないようにするためにも、朝起きたら顔洗って、ヒゲそって、髪の毛整えて、食事して、着替えてと、出勤するのと同じようなルーチンを取り入れるのが絶対良いです。
これをするだけでも、「今日も仕事するぞー」そういうモードに切り替わります。このルーチンを取り入れる前と後では、1日の充実感が全然変わりました。
5.睡眠時間はしっかりとった方が良い
冒頭に書きましたが、リモートワークは思っている以上に疲れます。でも、なかなかそれを実感できません。でも、本当に疲れます。普通に通勤してるほうがよっぽど楽なような気がします。
ですので、とにかくしっかり寝て、疲れを取るということが重要です。
この時期コロナウィルスに感染しないために、そして免疫力をアップするために睡眠はしっかりとりたいところです。
テレワーク、通勤時間、休憩時間、客先移動時間などなく、ぶっ続けで集中力を保って仕事、その体力を維持するためには、やっぱりこれまで以上に睡眠が重要と思っています。
6.スマイル、スマイル、スマイル
外国の同僚と電話会議は、とにかく楽しいです。みんないつもニコニコしてます。そして、時々変装して会議に出てくる同僚もいます。結構偉い人もそんなことしてくれるので、場がなごみます。
それに比べて、日本人、真面目ですね。あまりおもしろいネタは無いですね。
なので、そんな感じでずっとやってるとだんだんと雰囲気が暗ーくなってきます。
リモートワークでうつ病が増加、なんて記事もありますから、リモートワークの時ほど、笑いだったり、ちょっとした気遣いだったりが、本当に大切です。
私もサングラス、帽子で時々ビデオ会議出てます。そろそろパーティーグッズも少し買い足す予定です。
7.少しの運動を取り入れる努力を
リモートワークは、本当に動かないですよね?
私も下手すると、自分の部屋、ダイニング、トイレ、1日の歩数は100歩未満なんていう日もあります。
以前は1日、8,000歩以上歩いていたことを考えると、いまはかなりヤバイです。どんどん身体が退化していっています。
で、どうしているかというと、仕事をとりあえず18時で一旦終了、そこから真っ暗になる前に30分、1日5,000歩以上は歩くことにしてます。
いまは怪我で走れないので、歩くしかないのですが、それでもやるのとやらないのでは、随分と効果が違うように感じます。
それと、筋力がとにかく落ちますので、腹筋、背筋、スクワッド、腕立てなど、筋肉バキバキには程遠いですが、今の筋力を落とさない努力が重要です。
これもポイントは習慣化ですね。
8.毎日体重計に乗る
動かないで、一日中パソコンの前で仕事、そしてお菓子をバリバリ、気がつくとガーン、「体重が増えてます。」っていうことに間違いなくなります。
私がやっているのは、毎日お風呂入る前に体重を測ることです。
そうするだけで、「やばっ、少し節制しなければ」というフラグが自分の中に立ちます。
そうじゃないと、気がつくとどんどん体重が増えます。これは間違い無いです。それを防ぐのは、日々の管理しかありません。
ですので、体重計は必須で、毎日乗ることで自分で食べる量、食べる内容などコントロールする、これ本当に重要です。
9.ラジオが意外に良い
リモートワーク、チャットしたり、ビデオ会議したりする時間、結構ありますが、それでも一人きりで仕事をする時間は多いものです。
好きな音楽をかけっぱなしも良いんですが、会話も無いし、日々刻々と変化する情勢も入ってきません。
そこで、インターネットラジオrajiko、ブラウザからラジオに接続して、ラジオ番組を聞くことができます。
あまり音が大きいと仕事に集中できないのですが、小さくかけているとあまり気にもなりません。
一人、寂しく仕事している時に、ラジオっていいです。なんだか昔を思い出しますね。昔は良く夜中にラジオ聴いてました。
10.これまで当たり前を思っていたものが不要に
これまで当たり前と思っていたものが、いまは不要になりつつあります。例えば、下記で示したようなものです。
- 毎日会社に通うために使っていたビジネスバッグ
- 毎日来ていたスーツ、ビジネスシューズ、ネクタイなど
- 個人・会社と2台持ちの携帯
- 通勤定期
- 満員電車での通勤
- 国内外の出張
- 顧客との対面ミーティング
- 大量の名刺
- 社印
- オフィス
- カーシェア
- 化粧(女性)
コロナウィルスが、1918年に発生したスペイン風邪のように、すぐに収束せず、第一波、第二波、第三波と長期化するとしたら。
テクノロジーが進んだ現在、前と同様の生活には戻らず、こうしたリモートワークを中心とした私たちの仕事の仕方が当たり前になる、私はそんな気がしています。
だから、生活スタイルを思い切って変え、今のスタイルに馴染んだ形に適応してみようと考えています。
それが、これからの人生を切り拓いていくポイントになってくるでしょう。いつまでも前の時代にしがみついていると、急速に変化する世の中の嵐で、整理されてしまいます。
今回の嵐は、大型、多分誰もが、軽症ではすまないでしょうが、今から考え方を変え、柔軟に対応するようにしていれば、きっとキャッチアップして、復活できるチャンスは来ると思います。
今は、時代の流れをしっかり見て、それに合わせて柔軟に生きることが重要です。
それでは、新しい人生を切り拓くために、一緒に勇気をもって一歩踏み出しましょう!