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人の気持ちが理解できない、その理由とは。

人の気持ちを理解するのって、本当に難しいですね。

僕は営業系の仕事を長くやってきているので、 人の気持ちを汲むことについてはかなり自信があります。

その人の表情、仕草、言葉じりなどから、その人の気持ち、その人がおかれている心の状態などを察することができます。

そして、その人とじっくり話をして、その人の人となり、その人がどんなことを望んでいるのか、どう評価されたいか、不安要素、などをある程度想像できます。

その上でその人がどうしたらハッピーに仕事ができるかを考え、その人が自信をもって仕事ができるようにアドバイスをします。僕はこのあたりかなり的確に行うことができると思っていましたが、ある一人の人と知り合ったことで、その自信は大きく崩れてしまいました。

その人は、普段は僕ととても仲良く過ごしてくれます。ある程度信頼関係ももって、仕事もしてきました。でも、何度か僕がアドバイスをしても、全く聞き入れてくれないことが何度もありました。また、僕と近いところで仕事をしていたのですが、突然、他の部署に異動を申し出てしまいました。

なぜ、そうなったのかは全くわかりませんでした。

それでもその人と僕の関係は変わらず、仲良く仕事はしています。僕には何がおきたのか、なぜそうなったのかは、全く理解できませんでした。その人からそうしたことについて、色々と理由を聞いてみたのですが、合理的な理由には聞こえなく、そして心がこもったいない、もっともらしい理由の羅列でした。

僕はなぜ、そう考えるのか、最初は理解できなかったのですが、色々な人と話しをしてきて見えてきたのは、僕らとは違うというということでした。つまり、価値判断基準が根本的に違う、その人は、何らかの理由もあり、凡人とは違う判断基準でものごとを判断していたんです。

だから、僕がいくらその人のことを理解しようとしても、根本的な部分が違うため、理解できるはずもなかったのです。時々、そのような感じのことを本人の口から聞いていました。ネットで類似例を探して、やっと理解することができました。

そこから学んだこと、日本人は単一民族であり、みな似たり寄ったりだと思っているが、外観からは想像もできないような異質な人も大勢いる。まず、その事実を把握することが大切。僕らは、そうした様々な人と、一緒に仕事をする、生活をしているということを。

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