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新しい時代の扉

コロナウイルス前とコロナウィルス後、きっと違う世の中になっていると思う

この記事では、

「コロナウィルスが終息した後、これまでと同じ世の中に早く戻って欲しい、でも、どうなんだろう」

そう感じている方に向けた記事です。

様々な最先端テクノロジーを長年扱ってきた私が肌で感じている現在の世の中の姿を説明します。

1.コロナウィルスの感染が世界に蔓延

コロナウィルスの蔓延が世界で本格的に広がり始めてから、2ヶ月と少し経ちました。

2020年1月20日の段階では、世界で感染者は198名、死者はわずか2名でした。1月末には、感染者が9,827人、死者は213名になっていました。

この時点で、誰が今日現在起きているような事態を想像していたでしょうか?

今日2020年3月30日現在で、感染者は705,366名、死者は33,007名。

抜本的な治療法が無い現在、今後更に感染スピードが増し、全世界に広がっていくことは容易に想像できます。

2.世界主要都市がロックダウン

感染者、死者の数と共に今、社会で起きていること、それは都市の封鎖、いわゆるロックダウンが行われています。

中国湖北省武漢を皮切りに、中国の主要都市、ヨーロッパ諸国、アメリカ、アジア諸国でも感染拡大と共に、都市の封鎖、外出禁止令、ロックダウン状態となっています。

今日現在で、日本はギリギリの状態で持ちこたえていますと、小池知事、安倍首相は何度もテレビで伝えてはいますが、法制度の問題で、同様の形ではないにしろロックダウンは時間の問題だと想定します。

まだ、日本のテレビでは、毎日のように司会者、コメンテーターが愚問を繰り返していますが、海外の状況を見ていれば、そこに日本の数週間先の姿が見える訳で、その愚問に何の意味もないことは明らかだと思います。

3.ビジネスへの影響

主要都市のロックダウン、人の移動の停滞、物流の停滞など、こうした事象によりビジネスにもかなり影響が出始めていると感じています。

自分の目の前で起きていることをあげてみます。

・電車に乗る回数が減り、電車の乗降客が減っている
・街中の人通りが減っている
・デパートの営業時間が短くなっている
・デパートなどの売り場の人が少ない
・レストラン、飲食店内の人が少ない
・イベント、スポーツ、会議などが軒並み自粛
・海外渡航自粛により、飛行機の利用者が大幅に現象
・中国の感染拡大により、サプライチェーンが停滞
・トヨタをはじめ、大手製造業の世界の工場がストップ
・トヨタが借入金1兆円の枠を準備
・プロ野球、サッカー、ラグビーなどのスポーツ日程が遅延

などなど、あげればキリがないほど、ビジネスに影響が出ています。

4.ビジネスへの影響がもたらすものは?

では、こうした影響は何をもたらすのでしょうか?コロナウィルスが終息した後、上記であげたことが元に戻るのでしょうか?

戻るものもあるかもしれませんが、コロナウィルスの終息までに時間がかかり、息絶えてしまうものもかなり出てくるのではないかと考えられます。

何を言っているかと言うと、

私はF1が好きなのですが、F1専門のウェブサイトをF1-Gate.Comを見ていると、FY2020は、モータースポーツ全体が中止になる可能性があるとの記事がありました。

もし、FY2020、モータースポーツ全体が中止になって、そこで働く人たち数千人が職を失い、1年後に再び、モータースポーツを実施できるようになったとしたら、どうでしょうか?

その時点で、同じような組織をグローバルで作り、人を集め、お金を集め、テクノロジーをすぐに構築することができるでしょうか?多分、できるかもしれませんが、それはかなり時間がかかることで、同じ姿で復活することは簡単では無いと思います。

同じようなことが、これからあちこちで目にすることになると考えられます。

5.時代が変わっている

これらの事象が起きていること、あなたはどう感じますか?まず、こうしたことが起きているということを認識できていますか?

認識できて、既に行動を起こしている人は、これからの時代でも活躍のチャンスがある人だと思います。まずはテレビで言われていることを信じるのではなく、身の回りで起きている事実に目を向けてみましょう。

そして、夢から覚め、状況が、時代が変わっていることを敏感に感じとり、これからの時代を生き抜くために、どうしたらいいかを考えると同時に行動することが大切だと思います。

残念ながら失われたものは、同じ形で戻ることは稀だと思います。

私は、既にこのブログでも書いていますが、私なりにこの変化を肌で感じ取り、その変化に合わせて少しずつ行動しています。

これが必ず成功するということではないかもしれませんが、少なくても、今は人に自分の判断を任せていると、経済的にも、そして自分の命さえも守ることができないかもしれないと思っています。

それくらい危機感を持っています。

コロナ後の世界、間違い無く、これまでとは違う形の世界になっていると想像します。

そこで必要な知識、技術、生き方、それを今から模索して、自分で試しながら獲得していく、それこそがこれからの時代に必要な生きる力なのかもしれないと感じています。


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