この記事では、
「コロナウィルスがまん延する中でも、転職先ってあるものなのかな？」
そんなふうに思っている転職を考えている人に向けた記事です。
外資系で何度も転職を経験してきた私が考える、今の転職状況を説明させていただきます。
1.コロナ禍の中での転職活動
今日、私の知り合いから転職の相談の電話がありました。彼はこの時期にも関わらず、なんと2つの会社からオファー（採用通知）が出たとのことでした。
何ともびっくりでした。1つは、彼が本来求めていたポジションではないそうですが、彼の能力なら十分こなせる仕事、もう1つは彼にとって少しチャレンジングなポジションでした。
で、私への相談は、どっちにするか迷っているんだけど、私の過去の知見から業界、仕事内容などについてアドバイスをしてほしいと言うことでした。
2.コロナ禍の中でも、転職する人を求めている企業はあった
コロナウィルスがまん延する中、私が務める会社含め、多くの外資系企業では採用をフリーズ（凍結）していると思います。そのような中、積極的とはまではいかないまでも、採用を進めている会社が多いことに驚きました。
それと、同時に2社から採用を勝ち取る彼の能力の高さにも驚きました。
テレビでは、自粛一辺倒の放送ばかり、さらに私のようにリモートワークをずっとしていると、外の世界の情報は、テレビ、新聞、インターネットの世界だけになってしまい、かなり状況が悪化しているように感じます。
加えて、お客様との連絡が取りづらくなっているケースも増え、会話していて感じるのは、企業活動がスローダウンしているということです。
そのような中、こんな時期でも、いや、こんな時期だからこそ採用を進め、コロナ禍が治まった後のことを考えて行動できる会社はすごいと感じました。
別の仮説は、コロナ禍のため早々にリストラを開始している企業がいる、従って良い人材がマーケットに流れ出している。つまり、いまは安く良い人材を獲得できるチャンス、多少リスクがあっても採用を進めよう。そういう考えもあると思いました。
彼はリストラされたわけじゃないので、この説明には該当しないんですが、彼にオファーを出した会社には敬意を評します。
3.コロナ禍のいま、木を見て森を見ずになりがち
コロナ禍がテレビで日々放送され、私の頭の中はだんだんとそうしたメディアに洗脳されつつあり、「世の中大丈夫かなぁ」、そんなモードになりつつあります。
でも、現実を見れば、企業によっては、業績がそれほど変わらないところ、むしろ良くなっているところ、そして、悪くなっているところがあります。
気を付けなければいけないのは、世の中が急激に変化していることを理解すること。先日までの常識にとらわれていると、足をすくわれてしまいます。変化している今を見る必要があると、改めて感じました。
昔読んだ、「チーズはどこへ消えた？」という本を思い出しました。こうした世の中がやってきた時、われわれはどういう心構えをしなければいけないのか、そんな警鐘を鳴らしていたのかもしれません。
話を戻しますが、起きていることをそのまま見る、理解する、テレビなどのフィルターを通さずに。そういう努力をすることで、見えていない真実が見えてきます。
そこで重要なのは、周りに流されず、自分の考えを常にもつ、テレビ、ネットメディアから流れてくる情報に対して、常に なぜ？、本当にそうなの？、どうしてそうなんだろう？、この人が言っている背景はなんだろう？、など、いろいろと考えながら情報を入れることが必要です。
4.コロナ禍の中で、バランスを取るためには
私も、これだけ危機感をあおる情報をテレビなどから一方的に流され、かつ、他人との情報交流を分断される、この状況が長く続くと、さすがに方向感覚を失いそうになります。
考えてみると、これって、「洗脳」そのもののような気がしないでも無いです。
洗脳は、人を疲れさせ、潜在意識に刷り込みやすい状況を作ます。そして、毎日継続して同じ情報をその人に流し込んでいきます。そうすることで、だんだんとその人は刷り込まれた情報を真実として捉えるようになります。
いまは下手するとそんな状況になる可能性があるので、十分注意が必要です。
だから、大衆をコントロールすることを可能とするテレビを必要以上に見ない、ネットの情報などもうのみにしない、同じ様な考えを持つ人のウェブのメディア（ブログ、Youtubeなど）を見るようにし、異なる見方をする情報を入れ、中和するなど、工夫が必要でしょう。
更に、本を読む、散歩、瞑想などを行い、自分の頭の中を整理することも重要です。そして、何より疲れないように、生活サイクルを維持することが最も重要です。
最後に、自分が感じる感覚を大切にする、自分の中で思いついた意見、浮かんできたアイデアを否定せずに、それを大切にすることが重要です。そうした自分の声が生きるための方向性を導いてくれることが多いものです。
それでは、新しい人生を切り拓くために、一緒に勇気をもって一歩踏み出しましょう！
